Relationshipフィールドの使い方

ここでは、File Exchangeでの「Relationshipフィールド」の使用方法をご紹介しています。

Relationshipフィールドは、シャツなどを出品する場合に異なる色やサイズを一つの同じリスティングで出品するための機能です。また、色やサイズごとにCustomLabel(識別番号)を貼って管理することができます。

通常のリスティングでは1つの商品は1行に記入しますが、Relationshipフィールドを使って異なる色やサイズの商品を一度に出品する場合には複数の行に渡ってフィールドを記載します。

Relationshipフィールドの記載例

Relationshipフィールドを使うには、まず最初の行にAction、Categoty、Relationship、RelationshipDetails等の値を記載していきます。これらは、各仕様に共通なものです。

その次の行から仕様ごとの情報を入力していきます。この行で入力するのは、Relationship, RelationshipDetails, Quantity, StartPrice, CustomLabel, PicURLなどです。

まずは、具体的なテンプレート上での記載例をご紹介します。この表でまずはイメージをつかんで頂ければ幸いです。

ActionCategoryRelation
ship
Relationship
Details
Product:UPCQuantityStartPriceCustom
Label
PicURL
Add 170583 Size=S;M;L;XL|
Color=Black;Pink;Red;Blue
mens-
shirts-c
VariationColor=Black|Size=XL12345098761027.99Black-XLBlack=URL1|
URL2
VariationColor=Red|Size=S123450987611310.99Red-SRed=URL3|
URL4
VariationColor=Pink|Size=M12345098761248.99Pink-MPink=URL5|
URL6

商品仕様の具体的な指定方法

上の記載例でご紹介した項目(ヘッダーと記入値)について一つずつ見ていきましょう。

  • Relationship:

    このフィールドに入力することで、この行に仕様ごとの商品の情報を追加しますよ、と宣言します。

    • - 最初の行(商品情報の行):ブランク
    • - 次の行(各仕様を記載する行)以降:"Variation"と記入

  • RelationshipDetails:

    各仕様の詳細を記入します。色やサイズなどです。スぺースは記入しないでください。エラーになります。

    • - 最初の行(商品情報の行):
      販売可能な仕様を全てまとめてここに記載します。記載方法は、仕様A=値A1;値A2;値A3・・・|仕様B=値B1;値B2;値B3|・・・といった形式です。(例:Color=Blue;Red|Size=M;L)

    • - 次の行(各仕様を記載する行)以降 :
      仕様を1つずつ記入していきます。1つの仕様につき1行ですので、必要に応じて複数行に記入します。記載方法は、仕様A=値A1|仕様B=値B2といった形式です。(例:Color=Blue|Size=M)

  • Product:UPC

    各仕様ごとに商品コード(UPCコード)を記入します。EAN、ISBN等のコードでも構いません。

    • - 最初の行(商品情報の行):
      ブランク

    • - 次の行(各仕様を記載する行)以降 :
      各仕様ごとに商品コード(UPCコード)を記入。商品コードがない場合には、"Does not apply"と記入。

  • ※ちなみにeBayのFile Exchangeマニュアルには、最初の行(商品情報の行)に商品コード(UPCコード)を記入し、次の行(各仕様を記載する行)以降をブランクに、と書かれていますが、誤記と思われます。

  • Quantity

    各仕様の数量を記入します。

    • - 最初の行(商品情報の行):ブランク
    • - 次の行(各仕様を記載する行)以降 :各仕様の数量を記入します。0は不可です。1以上の値を記入します。

  • StartPrice

    開始価格を記入します。

    • - 最初の行(商品情報の行):ブランク
    • - 次の行(各仕様を記載する行)以降 :Auction-styleの場合には開始価格、Fixed Priceの場合には購入価格を記入します。

  • CustomLabel

    仕様ごとにセラー独自の商品管理番号を付与します(SKU:Stock-Keeping Unitなど)。番号は自分で自由に設定して構いません。記載しなくても構いません。

    • - 最初の行(商品情報の行):出品商品に対する管理番号を記載します(必要に応じて。記載してもしなくてもOK。)
    • - 次の行(各仕様を記載する行)以降 :各仕様に対する管理番号を記載します(必要に応じて。記載してもしなくてもOK。)

  • PicURL

    各仕様の写真のURLを指定します。掲載する写真が1枚の場合にはご自分のサーバー等のURLを使用できますが、複数の場合にはeBay Picture Services(EPS)を使用してください。写真のURLにはブランクを含まないように注意しましょう。

    • - 最初の行(商品情報の行):商品に対する共通の写真を指定します。すべての仕様について、ここで指定した写真が最初の方に表示されます。
    • - 次の行(各仕様を記載する行)以降 :各仕様個別の写真を指定します。

    ※複数の写真のURLを指定する場合には、パイプライン(|)で区切りましょう(例:Black=URL1|URL2|URL3)。

    ※PicURLを入力する際には、特定の仕様のみに着目した入力の仕方をしましょう。例えば、色に着目して、Black=URL1|URL2|URL3、次の行にBlue=URL4|URL5|URL6と入力するのはOKです。しかしながら、色に着目してBlack=URL1|URL2|URL3、他の行にはサイズに着目してMedium=URL4|URL5|URL6、と入力するのはNGです。

    ※仕様が色(Black,Blue)とサイズ(Small,Medium)の場合、Color=Black|Size=Smallの仕様の行にPicURLにBlack=http://host.com/mypics.jpgと記載すれば、Color=Black|Size=Mediumの仕様の行のPicURLには何も記入しなくても構いません。

Relationshipフィールドを使うときの注意点!

Relationshipフィールドを使用して仕様の異なる商品を同時に出品する際には、以下に注意しましょう。

  • 出品済が通常出品の場合(商品に複数の仕様がない場合)、Reviseアクションで仕様を追加することはできません。一度リスティングを終了し、Addアクションで異なる仕様を含む新しいリスティングを追加しましょう。

  • 全ての商品カテゴリでVariationが使用できるわけではありません。どのカテゴリでVariationが使用できるかは、「Multi-variation listing feature categories」のページで確認しましょう。URLはこちら⇒(http://pages.ebay.com/sellerinformation/sellingresources/multiplevariationslist.html)

(参考)eBayのオリジナルマニュアルの参照先

eBayのFile Exchangeのオリジナルマニュアルの原文(英語)を見たい方は、以下のページをご参照ください。

  • File Exchange Advanced Template Instructionsマニュアル ⇒ Creating new listings ⇒ Using relationship fields for variations

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