返品可否の指定

このページでは、File Exchangeで返品可否を指定する方法をご紹介しています。

なお、My eBayでビジネスポリシーを使用している場合には、このセクションはスキップしてください。(ビジネスポリシーって何?という方はこちら⇒ビジネスポリシーの設定方法

返品不可に設定しても・・・

ここでご紹介する方法を使えば、商品を返品不可と指定することができます(外国人バイヤーと英語で返品手続きを説明するのは大変ですしねー)。

ただし、ここで返品不可と指定しても、商品説明と到着した商品が違っていた、壊れていた、など、セラーの不手際に起因する返品の場合には、返品を受け付けなければなりません。

これは、「eBay Buyer Protection」で守られたバイヤーの権利です。(eBayの返品の仕組みはこちらのURLをご覧ください。⇒[外部リンク:英語]eBayにおける返品制度について

返品可否の具体的な設定手順

返品可否の設定には、以下の6つのフィールドを使用します

  • ReturnsAcceptedOption:返品可否
  • ReturnsWithinOption:返品可能期間
  • ShippingCostPaidByOption:返品時の送料の負担者
  • RefundOption:返金or交換
  • AdditionalDetails:注意事項など
  • RestockingFeeValueOption:バイヤーに要求する手数料

File Exchangeで返品可否を設定する具体的な手順は以下の通りです。

  1. テンプレート上のヘッダーのReturnsAcceptedOption(必須入力項目)で返品可否を指定します。バイヤーが返品可能な場合には、フィールド値として「ReturnsAccepted」を入力、返品不可の場合には、「ReturnsNotAccepted」を入力しましょう。
  2. 返品可能との指定をした場合には、返品可能期間を指定します。ヘッダーの「ReturnsWithinOption」の列に期間を入力します。これは、バイヤーがセラーに対して返品の旨を連絡する期限です。この期限内に返品を完了する必要はなく、あくまでセラーに返品の旨を伝える期間です(※11月下旬〜12月のホリデーシーズンに返品期間を延長するオプションも使用可能です。詳しくはこの手順の後をご覧ください)。
  3. ReturnsWithinOptionフィールドには、以下のいずれかの値を入力します。それぞれ、2週間、1カ月、2カ月に相当します。
    • Days_14
    • Days_30
    • Days_60
  4. 返品時の送料をバイヤーがもつのか、セラーがもつのか、はShippingCostPaidByOptionで指定します。ShippingCostPaidByOptionには、以下のいずれかの値を入力します。
    • Buyer:返品送料はバイヤーもち
    • Seller:返品送料はセラーもち
  5. RefundOptionフィールドでは、返金方法を指定します。選択肢は以下の3つです。このフィールドはオプションですので、記載しなくても構いません。
    • MoneyBack:返金
    • MoneyBackOrReplacement:返金もしくは交換(eBay米国を使用している場合はこれを使用)
    • MoneyBackOrExchange:返金もしくは交換(eBay米国以外を使用している場合はこれを使用)
  6. AdditionalDetailsフィールドには、バイヤーに伝えておきたい事項を記載します。このフィールドはオプションですので、記載しなくても構いません。
  7. RestockingFeeValueOptionフィールドでは、バイヤーから返品を受け付ける際に、バイヤーに要求する在庫補充手数料です。このフィールドはオプションですので、記載しなくても構いません。指定する場合には以下の4種類から入力します。
    • Percent_10:販売価格の10%
    • Percent_15:販売価格の15%
    • Percent_20:販売価格の20%
    • NoRestockingFee:補充手数料は請求しない
  8. 上記の入力が完了したらテンプレートを保存し、eBayのFileExchangeページにアップロードします(テンプレートのアップロード方法はこちら⇒File Exchangeテンプレートのアップロード方法)。

米国ホリデーシーズンでの返品期間延長(HolidayReturns)

11月下旬〜12月の米国のホリデーシーズンには、HolidayReturnsフィールドでバイヤーに対して返品期間を延長することができます。

米国のホリデーシーズンの始まり(11月の最終金曜日)が「ブラックフライデー」と呼ばれ、お店の通年の赤字が一気に黒字(ブラック)になると言われるくらい売れまくるこの時期、ついついいらないものまで買ってしまう米国人たちに対するeBayの配慮のようです。

このフィールドを使えば、11/1〜12/31に購入した商品を購入日から1/31まで返品を受け付けることができます。この機能を利用するには、ヘッダーにHolidayReturnsと記載し、適用したい商品の行に1を記入します(適用しない場合には0を記入)。

(参考)eBayのオリジナルマニュアルの参照先

eBayのFile Exchangeのオリジナルマニュアルの原文(英語)を見たい方は、以下のページをご参照ください。

  • File Exchange Advanced Template Instructionsマニュアル ⇒ Specifying payments, shipping, and returns ⇒ Using return policy fields

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