File Exchangeで米国への配送オプションを指定する

ここでは、File Exchangeで米国への商品配送オプションを指定する方法をご紹介しています。

eBayのFile Exchangeマニュアルの中ではDomestic Shipping(国内配送)となっていますが、米国基準の国内ですので、日本ではなく、米国になります。

米国内の送料を指定するのに送料一覧表などを使用しない最もスタンダードな方法です。n=1〜3の3種類の配送方法を指定できますが、下ではn=1の例をご紹介します。

これとは別に、ビジネスポリシーで一括指定したい場合には、こちらのページをご覧ください⇒ビジネスポリシーで支払・返品・配送方法を一括指定しよう♪

(ただし、ビジネスポリシーには利用条件があり、全てのセラーが使用できるわけではありません。)

米国内配送料金タイプの指定

まず、送料の料金タイプの指定です。定額、自動計算などです。これには、ShippingTypeフィールドを使用します。

  • *ShippingType
    • Flat(default)
    • 米国内送料定額とする場合です。国際発送についても設定している場合には、国際発送も定額となります。Flatに設定する場合には、ShippingServise-X:Optionも必ず指定しましょう。

    • FreightFlat
    • FreightFlatに設定する場合には、ShippingServise-X:OptionにFreightを指定しましょう。また、この場合、送料指定は必要ありません。なお、Freightとは、米国内のセラーが利用できるサービスで、eBayと提携関係にある輸送会社FreightQuote.comを利用して比較的安価に商品を送れるサービスです。日本人セラーの方が利用されることは基本的にないでしょう。

    • Calculated
    • Calculatedに設定する場合には、ShippingService-X:Option、OriginatingPostalCode,WeightMajor,WeightMinorも指定しましょう。逆に、ShippingService-X:CostとShippingService-X:AdditionalCostは指定してはいけません。

    • FlatDomesticCalculatedInternational
    • FlatDomesticCalculatedInternationalを指定する場合には、ShippingService-X:Option、ShippingService-X:Cost、IntlShippingService-X:Option、IntlShippingService-X:Locations、WeightMajor、WeightMinorも指定しなければいけません。逆に、IntlShippingService-X:Costは指定してはいけません。

    • CalculatedDomesticFlatInternational
    • CalculatedDomesticFlatInternationalを指定する場合には、ShippingService-X:Option、IntlShippingService-X:Cost、、IntlShippingService-X:Option、IntlShippingService-X:Locations、WeightMajor、WeightMinorも指定しなければなりません。逆に、ShippingService-X:CostとShippingService-X:AdditionalCostは指定してはいけません。

米国内配送オプションの指定

米国内への商品の発送として、エコノミー便や急送便などの配送オプションを指定します。これにはShippingService-1:Optionフィールドを使用します。

  • ShippingService-1:Option

    バイヤーが選択可能な米国への配送サービスを指定します。FedExやUPS、USPSなども指定できますが、日本人セラーが主に使用するのは以下の3つでしょう。

    • EconomyShippingFromOutsideUS(米国外からのエコノミー便)
    • StandardShippingFromOutsideUS(米国外からのスタンダート便)
    • ExpeditedShippingFromOutsideUS(米国外からの急送便)

米国内配送料金の指定

次に米国内への商品の送料の指定方法です。

基本的にはShippingService-1:Costで指定しますが、複数商品を購入したバイヤーへの割引を設定するShippingService-1:AdditionalCostフィールドや、米国内の僻地(アラスカやハワイなど)への送料を指定するShippingService-1:ShippingSurchargeフィールドも使用できます。

また、送料を無料にしたい場合にはShippingService-1:FreeShippingを使用しましょう。

  • ShippingService-1:Cost

    米国への配送料を指定します。ShippingService-1:Optionにも必ず記入しなければなりません。なお、以下の場合には、ここに値を入力していはいけません。に1(送料無料)を入力した場合、ShippingTypeここに値を入力してはいけません。

    • ShippingService-1:FreeShippingに1を入力(送料無料)した場合
    • ShippingTypeにFreightを入力した場合
    • ShippingTypeにCalculatedを入力した場合
  • ShippingService-1:AdditionalCost

    バイヤーが同じ商品を2個以上購入した際の追加送料を指定します。例えば、最初の1個の送料には、ShippingService-1:Costで指定した料金が適用され、2個目以降の送料にはここで指定した料金が適用されます。何も指定しなかった場合には、ShippingService-1:Costと同額の設定となります。以下の場合には、ここに値を入力してはなりません。

    • ShippingService-1:FreeShippingに1(送料無料)を入力した場合
    • ShippingTypeにFreightを入力した場合
    • ShippingTypeにCalculatedを入力した場合
  • ShippingService-1:ShippingSurcharge
  • 配送先がアラスカ、ハワイ、プエルトリコ、グアムの場合にバイヤーに要求する追加料金を指定します。追加料金なしの場合にはブランク(空白)にしておきましょう。0を入力するとエラーになります。

  • ShippingService-1:FreeShipping
  • 送料無料の場合に1を入力します。無料でない場合には0を入力します。なお、FreeShippingフィールドでが指定できるのは、ShippingService-1のみです。ShippingService-2やShippingService-3も送料無料としたい場合には、ShippingService-2:CostとShippingService-3:Costに0を入力しましょう。

n=1〜3の配送方法の表示優先度

Shipping Serviceにはn=1〜3までの3種類していしてバイヤーが選べるようにできますが、これらの表示順を指定するにはShippingService-1:Priorityフィールドを使用します。

  • ShippingService-1:Priority
  • ShippingService-1のほかにShippingService-2やShippingService-3も指定する場合に、それぞれの表示順を指定します。1番目に表示させたいサービスに1を、2番目、3番目に表示させたいサービスに2、3を入力します。同一の値を複数のサービスに重複して指定するとエラーになります。

(参考)eBayのオリジナルマニュアルの参照先

eBayのFile Exchangeのオリジナルマニュアルの原文(英語)を見たい方は、以下のページをご参照ください。

  • File Exchange Advanced Template Instructionsマニュアル ⇒ Template Field Definitions ⇒ Shipping services  fields

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