File Exchangeで送料一覧表を利用する

ここでは、送料一覧表の作成方法と、作成した送料表をFile Exchangeで各リスティングに適用する方法をご紹介しています。

送料一覧表を作成すれば、地域ごと、重量ごとに送料を自動的に適用することができます。

送料一覧表を適用できる配送先

送料一覧表を適用できるのは以下の地域です。これらの地域以外向けには個別に送料を設定します。

  • 米国大陸内(北米、南米)
  • ハワイ・アラスカ
  • プエルトリコ
  • グアム
  • 米軍郵便局

配送したくない地域の設定

送料が高すぎるなどの理由で配送したくない地域がある場合には、以下の2つのいずれかの方法で指定することができます。

  • My eBayで一括指定する方法
  • 後述の「Exclude Shipping Locations」で除外配送先を指定すれば、全てのリスティングに対して適用できます。

  • File Exchangeで商品ごとに指定する方法
  • ExcludeShipToLocationフィールドを使うことで、商品ごとに除外配送先を指定することができます。このオプションを使えば軽い商品は全世界に発送、重い商品はアジア圏の国のみに発送、といった使い分けができます。例えば、カナダとメキシコには送りたくない場合には、フィールド値に「CA|MX」と指定します。配送先の地域名コード、国コードはこちらのページをご参照ください

    File Exchangeの国コード
    File Exchangeの地域コード

なお、送料一覧表を更新した場合、それ以後に出品した商品には適用されますが、既に出品済の商品には適用されないため、注意しましょう。

重量によらず一律の送料表を作成する方法

配送手数料表として一番スタンダードなのは、重量によらず配送先の地域と発送グレードで料金表を作成する方法です。送料一覧表の例はこんな感じです。関連するフィールドのみ示しています。

My eBayでの送料一覧表作成例(一律料金を設定する場合)
配送先Economy(格安)Standard(標準)Expedited(急送)One-Day(翌日配送)
配送日数1-11日1-5日1-3日1日
ハワイ・アラスカ$5$7.5$10 $20
グアム・プエルトリコ$7.5$10$13-
米軍郵便局-$10--

eBayの送料一覧表例

My eBayで実際に送料一覧表を作成した画面例(一律料金の場合)

重量加算の料金表を作成する方法

上記の表だと、重い商品も軽い商品も地域と発送グレードが同一の場合には同じ料金になってしまいますが、以下のように重量に料金が比例する料金を作成することもできます。これは、1ポンド増えるごとに送料が0.5ドル(50セント)増える設定です。

なお、この送料一覧表を適用するには、商品の重量を指定しておかなければなりません。File Exchangeで商品重量を指定する方法はこちら⇒File Exchangeで商品重量を設定する方法♪

また、重量は切り上げで計算されます。オンスはポンドに、小数点以下のkgはkgに切り上げて計算されます。商品重量を指定しなかった場合には、その商品は1ポンド(1lb)、もしくは1キログラム(1kg)として計算されますので、きちんと商品重量はリスティングの中で指定しましょう(1ポンドと1キログラムのどちらが適用されるかは、重量指定の際に決めた単位系(WeightUnit)によります)。

My eBayでの送料一覧表作成例(重量加算する場合)
配送先Economy(格安)Standard(標準)Expedited(急送)One-Day(翌日配送)
配送日数1-11日1-5日1-3日1日
ハワイ・アラスカ$5+$0.5/lb$7.5+$0.5/lb$10+$0.5/lb $20+$0.5/lb
グアム・プエルトリコ$7.5+$0.5/lb$10+$0.5/lb$13+$0.5/lb-
米軍郵便局-$10+$0.5/lb--
eBayの送料一覧表例(重量加算)

My eBayで実際に送料一覧表を作成した画面例(重量加算の場合)

地域加算の料金表を作成する方法

File Exchangeで設定した送料に対する追加料金を設定する方法もあります。以下のように、地域、配送グレードに応じて追加料金を指定します。

My eBayでの送料一覧表作成例(地域加算する場合)
配送先Economy(格安)Standard(標準)Expedited(急送)One-Day(翌日配送)
配送日数1-11日1-5日1-3日1日
ハワイ・アラスカ+$2.5+$2.5+$2.5 +$2.5
グアム・プエルトリコ+$2.5+$2.5+$2.5-
米軍郵便局-+$2.5--
eBayの送料一覧表例(地域加算)

My eBayで実際に送料一覧表を作成した画面例(重量加算の場合)

ここまでで、3種類の送料一覧表をご紹介しましたが、同時に使えるのはこの中の1つだけです。どの送料一覧表を使用するのか1種類決めてから作成しましょう。

送料一覧表を作成する具体的な方法

上記のような料金一覧表を作成する具体的な方法は以下の通りです。

  1. eBayにログインし、「My eBay」 ⇒ 「Account」 ⇒ 「Site Preference」と進みます。
  2. 「Shipping Preferences」の横にある「Show」をクリックします。
  3. 「Use Shipping Rate Tables」の横にある「Edit」をクリックします。
  4. 「Shipping Rate Tables」のぺージで、「Set Domestic Shipping Rates」のドロップダウンリストから作成したい料金表タイプを選択します。
    • item:商品ごと
    • weight重量加算
    • surcharge:地域加算
  5. 「Domestic Rate Tables」のフォームに配送料金を入力していきます(前述の表の例をご参照ください)。
  6. 「Apply」ボタンを押して保存します。
  7. 保存したテンプレートをFile Exchangeに適用する方法は次の節でご紹介しています。
eBay送料一覧表作成ページ

My eBayでの発送情報関係設定ページ

送料一覧表をFile Exchangeで各リスティングに適用する方法

上述の手順でMy eBayから作成した送料一覧表を各リスティングに適用するには、DomesticRateTableとShippingTypeフィールドを使用します。

以下の記載例をご参照ください。この表に記載の通り、テンプレートのヘッダーにDomesticRateTableとShippingTypeと記載します。

その後、それぞれのフィールド値として、Default、Flatと記入します。これで、その商品にはMy eBayで設定した料金表が適用されます。

具体的なFile Exchangeテンプレートの記入例は以下をご参照ください(関連する列のみ表示)。

File Exchangeでの送料一覧表の適用設定例
Action CategoryTitle DomesticRateTable ShippingType
Add63850Canon EOS D9000DefaultFlat
Add9355Apple iPhone 7 256GB WhiteDefaultFlat

DomesticRateTable

(参考)eBayのオリジナルマニュアルの参照先

eBayのFile Exchangeのオリジナルマニュアルの原文(英語)を見たい方は、以下のページをご参照ください。

  • File Exchange Advanced Template Instructionsマニュアル ⇒ Specifying payments, shipping, and returns ⇒ Using shipping rate tables fields

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